丸金醤油の100年
「マルキン醤油」は、日本の主なしょうゆ産地のひとつである香川県・小豆島の地で、1907(明治40)年1月22日に「丸金醤油株式会社」という商号のもと創業しました。。

創業期・明治時代から大正時代

創業者の木下忠次郎

創業者の木下忠次郎。小豆島しょうゆ
発展に尽くした。

小豆島には、文禄年間(1592〜1595年)に、紀州の湯浅(現在の和歌山県有田郡湯浅町)からしょうゆ造りが伝えられたとされていますが、これが島の重要な産業として位置付けられ、大きな変化が現れてくるのは明治維新以後です。
この時代のしょうゆの品質については、「上物は関東しょうゆ」と言われていました。小豆島のしょうゆ業界では、醸造技術の改善と品質向上を図るため、醤油試験場を設置し、関東より清水十二郎工学士の招聘を行います。しかしながら、さらに醸造工場の機械化を実現し、試験場の研究の成果を関東しょうゆに匹敵するような、最上のしょうゆ造りにつなげるためには、当時100以上も存在していた個人のしょうゆ業者ではできないとの見解に立ち、1907(明治40)年1月22日に、木下忠次郎が有志数人とともに「丸金醤油株式会社」を設立しました。木下忠次郎は初代の丸金醤油の社長に就任し、関東のしょうゆと並ぶような高い品質のしょうゆを生産・販売することを目指します。創業の翌年には早くも関西の市場に向けて出荷を開始し、さらなる品質向上とともに、当時は軽視されがちだった、香川県の金刀比羅宮のご紋章からいただいた「丸金」の商標を、広告宣伝することにも力を入れていきました。

マルキン醤油設立当時の工場全景 明治時代のしょうゆ造りの様子 明治時代のしょうゆ造りの様子

マルキン醤油設立当時の工場全景

明治時代のしょうゆ造りの様子。今と違いほとんどが手作業

明治時代のしょうゆ造りの様子 明治時代のしょうゆ造りの様子 大正時代の製品出荷の様子

手作りの樽に、手作業でしょうゆは詰められた

大正時代の製品出荷の様子

丸金醤油は「アライアンス」企業

丸金醤油は、1社だけで始まったわけではなく、小豆島にあった数社のしょうゆメーカーが一緒になって設立された、いわば「アライアンス」企業です。設立後も1934(昭和5)年には小豆島内の3社と合併、続く1942(昭和17)年には小豆島内にあるしょうゆ会社の工場15ヶ所を統合、1962(昭和37)年にはさらに島内の4社が加わるなどしていきました。もともとの創業自体が、1社の営利追及というよりも、小豆島しょうゆを関東のしょうゆにも引けを取らないような地位に押し上げることを目的としていたため、複数の小豆島のしょうゆ業者が集まることで、丸金醤油は形成されていきました。

●丸金醤油を構成していった、小豆島のしょうゆメーカーのラベル。
小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル
小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル
小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル
小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル
小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル 小豆島のしょうゆメーカーのラベル

昭和期から現代へ

1930(昭和5)年には、念願の東京市場への進出を果たし、これによって関東の有力しょうゆメーカー3社と肩をならべる「四印」のひとつと呼ばれるようになりました。続く1940(昭和15)年には満州醤油株式会社を、1942(昭和17)年には朝鮮丸金醤油株式会社を設立しますが、第二次世界大戦の終りをもって、大きく転換期を迎えます。戦中から続いた統制が撤廃されたことで自由な販売活動が可能となり、丸金醤油でも日本各地に出張所を設け、あるいは特約店を設置していきました。そして1949(昭和24)年には大阪証券取引所に四国の企業として初めて上場を果たし、その後、京都に研究所を設置、あるいは2000(平成12)年には忠勇株式会社との合併を経て、あらたにマルキン忠勇として生まれ変わりました。創業時は約6千石(1,080kl)だった生産量は、100年が経過した現在、出荷量32,518kl(2005年実績)となり、業界における大手五社の一角を成しています。これからもマルキン忠勇では、小豆島において1世紀をかけ培ってきた伝統的製法を守りつつ、良質のしょうゆ製品を皆さまにお届けしてまいります。

戦後にできた丸金醤油の特約店 樽ではなく、一升瓶等に詰めて出荷 一般消費者に向けに開催された料理講習会

戦後にできた丸金醤油の特約店

樽ではなく、一升瓶等に詰めて出荷

消費者に向けに開催された料理講習会


マルキン醤油100周年記念商品
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